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動物篇

 

カンムリワシ

学名Spilornis cheela

台湾固有の亜種である大型の猛禽類であり、かなり普遍的な留鳥です。全身は黒褐色で、頭には黒いトサカに白い縞模様があり、目やくちばしの付け根、脚はすべてカーキ色です。飛行中はめったに羽ばたきしませんが、体が大きくて翼が広いため、ゆっくりと長時間ホバリングする際には熱気流に頼る必要があります。ヘビ類を食べるのが好きで、小型の哺乳類や鳥類、トカゲ類なども捕食します。

タイワンコノハズク

学名Otus spilocephalus

体長は15~17cmほどで、全身はほぼ黄褐色で、腹の部分は比較的色が淡く、暗褐色の斑点が混じっています。虹彩は黄色で、くちばしも黄色です。縄張りを主張する際には樹冠の上などの分かりやすい場所で鳴き声を上げます。 狩りをするときは低い植生または非常に地面に近い枝で獲物を待つことに集中します.しかし、地面の動きに気を取られすぎるため、警戒心が弱くなり、人が近づいても逃げません。獲物の足音が聞こえた時には無言でエサを捕獲して飛び立ちます。時には飛行速度が遅いために、スピードの速い車にぶつかりやすくなっていることもあります。

カニクイマングース

学名Herpestes urva

体長は約36~47cm、尻尾の長さは約16~28cmです。見た目はやや大きく、毛の色はほぼ土灰色で、体は蓑のように見えることから、別名、棕簑獴(茶色の蓑のマングース)とも呼ばれています。カニクイマングースはその名の通りカニを主食としますが、カニ以外にも魚類、鳥類、昆虫類、両生類なども食べます。棲息地のほとんどは渓流付近の岩穴や自分で掘った洞窟です。現在は希少な野生動物に指定されています。

キョン

学名Muntiacus reevesi

草食動物で、植物の若い葉や新芽をよく食べ、台湾で最も小さな原生種のシカです。中小型犬と同じくらいの大きさで、体長は40~70 cm、尾の長さは4~10cmあります。体毛は土褐色で、背の部分は暗褐色です。よく発達した副眼腺があり、まるで4つ目に見えることから「四目鹿」とも呼ばれています。緊張したり、怒ったり、興奮したりすると、腺体を分泌したり、息を吹き出したりします。時には舌を使って目の下の腺をきれいにすることもあります。オスのキョンは上部に犬歯(一般に牙として知られています)があり、現在生きているシカ科の中で唯一、戦うための道具である角と明らかな犬歯があります。早朝や夕方の渓流そば、または森林の中でよく見かけます。特に中低海抜の自然環境で、ルートが良ければ良いほど遭遇しやすくなっています。例えば、湾潭古道や貢寮の山間部などです。

 

植物篇

 

ヤブレガサウラボシ

学名Dipteris conjugata

ジュラ紀の植物の特徴を保持しているため、太古の昔から現在まで生き残ってきた「生きた化石」のような植物であり、台湾で唯一のヤブレガサウラボシ科の植物です。浅くて薄い岩壁に群生するシダ植物で、壊れたうちわが2つ並んだような形をしており、縁が裂けた雨傘のようにも見えることから「破傘蕨(折れ傘シダ)」とも呼ばれています。また、太陽に向かって開く特性があるため、「大自然のコンパス」としても知られています。

台湾ヘゴ

学名Taiwaniana alsophila

幹の長さは10メートルを超えることもあり、主に海抜2,000メートル以下の森林の暗い場所に生育します。ヒカゲヘゴに似て、枯れた後も葉が落ちず、樹冠の下に垂れ下がるため、「木のスカート」のような景観を形成しています。幹は硬くて丈夫で、樹冠も整っています。キノコ栽培所や日よけ小屋、温室の資材または、景観レイアウトなど、多様な用途に使用されています。若芽と芯の中心部分は食用に適しており、原住民族の伝統的なグルメにも用いられています。

ツルウリクサ

学名Torenia concolor

花は長さ 2.5~4 cmで、標高の低い日当たりの良い斜面や比較的湿度の高い場所によく見られます。台湾全土でその足跡を見ることができます。葉は枝や幹の上でムカデの足のようで、かつ根や茎などは地面に這っているため、この名前が付けられています。花は青紫色で、時々、白い花も見られます。劣悪な環境での耐性や病気や害虫への抵抗力があり、生命力が強い植物です。

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